「ラオス旅3」 3月29日
【3月18日(金) 托鉢・メコン川】
『托鉢』
多くの観光客が托鉢を見学する、または寄進をするのですが、ルアン・パバーンの
人々に取っては毎日行う大切な儀式なのです。信仰心を大切に参加をしなくては・・・。
まだ暗いうちにホテルを出て歩いていると、天秤籠をかついだ女性がどこからともなく
(暗いから)現れ、手持ち紐の付いたせいろを渡されました。多分托鉢用餅米だろうと
2つ5ドルで購入しました。すると、またどこからともなく同じような女性が現れ、
せいろを差し出します。あると見せたら、1つ交換させられました。どうやら
仲間らしく、仲良くシェアということのようです。なんだか気持ちが良い。
彼女達について行くと、手際良く椅子をタタッと並べ、座るよう指示されました。
そこは彼女達の縄張り(言葉は悪いですが)のようなものらしい。
次に、小袋の菓子が登場し2つで5ドル(だったような)と。袋の上に餅米をのせ
寄進をするらしい。必要ならと購入。スプーンとパービアン(ストール)も登場 !?
どこまで続くと思っていたら、これはNo Moneyでした。ストールをかけてもらい
準備万端です。
道の向こうから僧侶達が列をなして歩いてきました。その姿が神聖で緊張します。
延々と続く僧侶の列に圧倒されます。差し上げる作業はなかなか忙しく、
心がこもらなかったなと反省。正座が正式らしい事を後で知り、それも反省しました。
ルアン・パバーンには30ほどの寺院があり、各寺20〜30人の僧侶が居るという事
は、ここには600〜900人の僧侶が居る計算になります。托鉢する僧侶の数の多さも
納得がいきます。実際の僧侶は2〜3人で、後はお坊さんの学校に行く子供達とか、
田舎で学校に行けなかったり、金銭的に行けない子供達の教育システムでもあるようです。
托鉢は僧侶にとっては修行の場で、寄進する信者にとっては施しを戴く場という事です。
【メコン川クルーズ】
チーク材でできた家具のような船で、メコン川をクルーズしました。
川沿いに住む人々に多くの恵みを与えているメコン川は、滔々と流れる泥色の川です。
途中で酒造りと織物の村「バーンサーン村」に寄りました。綿を栽培して織っているとか。
お米を発酵中。
怪しいものがいろいろ入ったお酒もありましたが、何も入っていない焼酎とワインを購入。
次に寄ったのは「パークウー洞窟」です。
洞窟の中には多くの仏像がありました。ラオスの仏教徒は、お金持ちは大きな仏像を、
そうでない人はそれなりの仏像をお寺に奉納するらしい。どの寺院にも多くの
仏像が並んでいる事に納得です。
洞窟の中からメコン川を見下ろす仏像達。
船に戻ってランチタイムです。どれも美味しいのですが、量が多くて食べきれません。
現地ガイドさん曰く、ラオスは食べ物が豊富なので量が多いとか・・・。
アジアを旅すると、食べ物が豊富で美味しいと感じます。人々がぎすぎすして
いないのは、こんなところにも理由があるのかな。。。
クルーズの後は王宮博物館前のナイトバザールへ。ホテルのすぐ側です。
Tシャツ、手芸品、ストール、洋服、お酒、雑貨・・・いろいろな物が並びます。
大きな袋から商品を出し、きれいに並べて商売をして、また袋に入れて片付ける。
毎晩毎晩、たんたんと繰り返す。大変そうでもなく楽しそうでもなく。
声は掛けられるけど、大声でもなくしつこくもなく。何だか不思議な印象。
足るを知るというか、自分の居場所でやるべき事をこなし、幸せなのか、
不満足なのかわざわざ考える必要がない空気感を感じます。
夕食は屋台でと思ったのですが、前日の昼と夜、そしてクルーズランチでも餅米を食べ、
全く消化をされていません。喉迄餅米が詰まった感じ。後で知りましたが、ラオスでは
一日一食程度しか餅米を食べないとか。結局、夕食は抜きになりました。
続く・・・・・・・。
by hinageshi1128
| 2016-03-29 12:00
| 旅&お出かけ